世界性生活大全―「愛」と「欲望」と「快楽」の宴 (文春文庫)価格: 600円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 姫君たちの夜の生活、秘密結社、拷問処刑、事件、悪女悪党などなど…。歴史の裏側をいろんな角度から切り取ってみせてくれる、希有な作家だと思います。文句なしに面白い。ただ調べるだけでなく、エピソードの取捨が秀逸なのだとも思う。ユーモアのセンスや辛辣な批評家精神も生きています。ただ小難しく書いただけが良書なのではないということを、改めて感じさせてくれます。わたしもこの著者によって、はじめて歴史好きになれました。 |
2009年度版高卒認定スーパー実戦問題集 世界史A・B価格: 2,310円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 過去問題6回分ができるので知識の底上げや出題問題の傾向がわかるようになります
実際にこの関連の教材で勉強させていただきましたが、基本的に無駄になる部分がなく
重要な要素をきちんと把握した上で合格に必要な知識を最速で覚えることができるのでは
と思います。 |
後宮の世界―仰天!歴史のウラ雑学 (竹書房文庫)価格: 600円 レビュー評価:4.5 レビュー数:14 というのは、モノを作る上での理想なんだそうです。
この手の本としては、その条件をかなりクリアしてるなあと感心しました。
雑学本にありがちな「俗説」をつらつら並べて一丁在り、というのではなく、作者が相当資料を読み込んでるなあと。それがわかる書きっぷりです。
こういう歴史の裏話について余り知識の無い人にはとても面白いだろうし、ある程度囓ってるような人がなめてかかって読むと、ぴしっとやられます。あちこちにちらちら覗く、作者の意見というのは結構鋭いですから。 |
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実力をつける世界史100題 増訂第2版価格: 1,365円 レビュー評価:4.0 レビュー数:11 この本は受験生時代にひたすら解いてました。
ただ、今でも思うのですが、とにかく難易度が高いんですよね。高校2年生のときには挫折しました。
ですが、いざ受験生になって分らないにしてもやっていけば偏差値はガンガン上がります。ウナギ登りの右肩上がりですよ。僕自身春から解きだして、9月には世界史が偏差値70超えました。問題の質もかなり良いのでとにかくお勧めです。
ただ、覚悟は必要です。
まずは、偏差値60まで上げ、その上で世界史を得点源にしたいのなら手を出すべきシロモノです。
間違っても初学者は手を出してはいけません。世界史が嫌 |
図解 錬金術 (F‐Files No.004)価格: 1,365円 レビュー評価:5.0 レビュー数:5 私はすごく驚きました!
「錬金術関係の本がこれだけわかりやすいだなんて!!」そう思いました。
分かりにくいなぁ…と思った文も、図を見ればわかりやすくなっています。
もともと錬金術をよく知っているという方も、少しだけ知っている方も、全然わからないという方も、一度読んでみてはいかがでしょうか?
あと、写真で見ていたよりも結構厚みがあり、中身も入っていました!! |
グローバリゼーション 人類5万年のドラマ (上)価格: 2,730円 レビュー評価:4.5 レビュー数:4 上下巻まとめてレビューします。
人類5万年の歴史と現代の世界経済から大小さまざまな人間の営みを抽出し、丁寧に縦糸と横糸を編み上げることで、「グローバル化」という極めて漠然とした毀誉褒貶の激しい言葉の指し示すものを見事に描き出している。それはヒトという種が生存と快楽を賭けて彷徨い、互いに巡り会ってきた結果の累積である。最近になって突如沸き起こったかのように見える「グローバル化」とは、そうした流れが可視化・加速化しただけで、本質的に人類の本能の延長線上にあり、特定の国家や資本家が企てて引き起こせるものでも止められるものでもないというのだ。
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ユダヤ5000年の教え―世界の富を動かすユダヤ人の原点を格言で学ぶ価格: 1,365円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 ユダヤ人の生活規範について、詳細に記された書「タルムード」の中の格言を紹介する書。
というとアンチョコ的なやことわざ集のような印象をうけるでしょうが、そうではない。
ユダヤ人の歴史、ユダヤ人とはどういう人々なのか、という基本的なことについても非常にわかりやすくまとめられており、ユダヤ人についての誤った偏見、誤解についても、わかりやすく解説されています。
ユダヤとは何か?という入門書として読んでもいいと思います。
しかし、このような格言を毎日のように討論し、慣れ親しんでいるそれだけで、相当鍛 |
嫉妬の世界史 (新潮新書)価格: 714円 レビュー評価:4.5 レビュー数:12 大変評判の良い本で、またこのたびNHK教育「知るを楽しむ」の元ネタになっている本と言うことで入手しました。確かに文章としてはおもしろいのですが、ご指摘の方もいらっしゃるように「嫉妬」というテーマを掲げている割には人物の掘り下げ方が善悪紋切り型というか、画一的というか、ともかく平板でした。気になって巻末を見ると、参考文献になんと小説まで掲げてられまして、これにはがっかりしました。日本を代表するような高名な学者でも、専門外では素人と言うことでしょう。人間万能ではないのでそれは仕方ないとして譲るとしても、歴史の本と言うより、歴史を通して人物を磨くという雑誌『プレジデント』に掲載されている歴史特集を |
歴史 上 岩波文庫 青 405-1価格: 987円 レビュー評価:5.0 レビュー数:8 ギリシア語の題名historiaは「尋ねる」の意味の動詞historeinが語源で、誰かに尋ねて学んだことや知ったこと、歴史、記録、体験談などの広い意味があるようだ。英訳のタイトルもhistoryだし、和訳のタイトルも「歴史」だが、本書の内容は原題のhistoriaのとおり、歴史に留まらず、各地の風俗、動植物、地理など、紀元前六世紀のギリシアに生きた著者が見聞きし考えたあらゆることを広く書き記している。
本書を強くお勧めする理由を以下に書く。
1. まず内容が面白い。紀元前六世紀の好奇心旺盛な著者が見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこ |
世界を変えた100日 写真がとらえた歴史の瞬間価格: 2,940円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 大半、一度は見たことのある写真で1枚づつに今更とくに驚きはないが、こうして並べてみると、やはりルポルタージュ・フォトならではの迫力には圧倒されるものがある。
しかし、ないものねだりに属するが、やはり、この分野について、本書には「『ナショナル・ジオグラフィック』誌に掲載された写真」との制約があるため、場所的、取上げたテーマ的、時代的に偏っている限界があり、フォト的にも玉石混交の感が否めない。
同じ事件を扱ったものでも、他のカメラマンが撮影した、もっと優れた作品も少なからず残っているわけだし、意図的に本書がネグレクトしたと思われる主題も見受けられるし、まあ、比較的、現在の |